わずかなコースを打ち抜く鮮やか一撃にスタジアムは揺れた! 若松ボートの「ギラヴァンツ北九州杯」は9日に優勝戦が行われ、5号艇の坪井康晴(45歳=静岡)が優勝を飾った。5コースの谷野錬志が内の艇をマクる展開になり、6コースの坪井が鮮やかなマクリ差しを決めた。今年は初、若松では通算3回目の優勝。
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ギラヴァンツ北九州のイメージカラーと同じ色の勝負服に身を包んだ男が、大外から鮮やかな一発を突き刺した。
6号艇が進入で動き、1346/25で始まった大一番。
5、6コースの谷野と坪井の静岡ダッシュコンビが好スタート。まず谷野が内4艇をマクっていき、この展開を大外から冷静に見ていた坪井がマクリ差し一閃! 鋭いターンで谷野の懐に入って捕まえ、その位置をキープ。足負けはなく、続く2マークをトップでターンして、相手選手たちを華麗に置き去り。あとは独走でVゴールとなった。
2着に谷野、3着に3号艇の貞兼淳二。人気を集めた1号艇の徳増秀樹が消え、波乱決着となった。
スタート展示はスローだったが、本番は臨機応変にダッシュに構えて勝機を探った坪井。「深くなるようならダッシュは考えていた。少し重さはあったけど、仕上がりは良かったです。結果を出せて良かったです」と振り返った。
今年初優勝でリズムアップして、次走は北に移動、桐生GIIへと向かう。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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