若松ボートの「デイリースポーツ杯」は10日に優勝戦が行われ、1号艇の上野真之介(34歳=佐賀)が今年初優勝を飾った。6号艇の藤丸光一の前付けで深めの起こしとなった上野だったが、ゼロ台トップスタートからイン速攻を決めた。当地では初優勝となった。
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進入は1624/35。
藤丸の前付けで深くなった上野。水面は追い風5m。レース前は「スタートが合わない。難しい」と不安を漏らしていた上野だったが、この一番で決めたスタートはコンマ09。ただ一人、ゼロ台のトップタイミングだった。
こうなれば主導権は誰にも渡さない。中ヘコみのスリット隊形で5コースから3号艇の待鳥雄紀がマクってこようとしていたが、上野が受け止めて1マーク先マイして独走。
課題だったスタートをクリアして見事に優勝を飾った。
ピットに戻ってくると「3番は見えたけど、1マークは舟がしっかりと返ってきました。いい調整ができました。いやー、疲れましたね」と話し、安堵の表情を見せていた。
今年はこれが初優勝。また、若松での優勝も初となった。「(若松の)優勝戦1号艇で飛んでましたからね。嬉しいです」。そう言って笑顔を見せた。
弾みをつけて次走は鳴門GI周年。その後、SGオールスター(宮島)へ出場予定だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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