若松ボートの「若松夜王シリーズ第3戦西部ボートレース記者クラブ杯若松ダービー」は29日に優勝戦が行われた。インからコンマ07の鋭いスタートを決めた1号艇の新開航(26歳=福岡)が、マクリも差しも寄せ付けないイン逃走を決めて快勝。絶好調の今年はこれで10回目の優勝となった。
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進入は123/456。
内3艇がゼロ台の鋭い踏み込み。新開、仲谷颯仁、中田達也だった。
カド4コースには驚異の伸び足・7号機を駆る上村純一が構えていたが、内側の3人もそう簡単には攻めさせない。さすが地元勢だった。
注目の1周1マークはインの新開が先マイ。握ってくる中田も、差してくる上村も届かない。バック直線で先頭に立ち、そのあとは独走。悠々と3周2マークを回り、ゴールラインを駆け抜けた。
終わってみれば11戦8勝。今年の勢いのままに、抜群の成績で今シリーズを制した。
「外の艇は(カド受けの)中田選手が止めてくれたと思う。逃げれて良かったです」。レース後は安堵の表情も見せつつ優勝を喜んだ。
大台到達。今年の優勝数はこれで10回目となった。圧巻。2位の前田将太(8V)を離す。1着数も現在116勝で、こちらもトップを走る。
「今年はいい流れなので、フライングで調子を崩したりしないように気をつけて走っていきたいです」と新開。油断や慢心はない。勝ってなお、気を引き締め、次走はGI浜名湖周年へと向かう。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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