武富智亮が7戦6勝でV「久しぶりで嬉しい」 「西日本スポーツ杯」は25日に優勝戦が行われた。内枠3者での熾烈なトップ争いとなったレースは、2号艇の武富智亮(36歳=佐賀)が2周1マークで渾身の差しを決めて、約1年10ヶ月ぶりの優勝を飾った。通算では6回目、若松では初。================================ ウィニングランではド派手な花火が若松の夜空に次々と打ち上がる中、黒カポックが右拳を突き上げた。 進入は123/456。 1周1マーク、1号艇の上野真之介のターンが膨らみ、そこに2号艇の武富と3号艇の堀本和也が切り込んでいき、三つどもえの争いに。 続く2マークで武富は少し遅れをとったものの、2周1マークで上野と堀本が競り合う形になり、ブイ際が空いた。そこを武富が外から全速で差す。これが完全に決まった。バックストレッチで最内優位な位置を走り、2マークを先に旋回。完全に主導権を掴んだ武富は、あとは追いすがる堀本を抑えてラストのホーム直線へ。歓喜のゴールラインを駆け抜けていった。 優勝は通算6回目。前回Vから期間が空き、約1年10ヶ月ぶりの美酒となった。 「久しぶりの優勝で嬉しいです。エンジンが本当に良かった。このパワーのおかげです」 レース後は相棒を褒めた。予選期間は全勝。終わってみれば7戦6勝の圧巻の成績。57号機の機力を生かしながらのハンドルさばきも光った。 久しぶりのVで気持ちも弾ませ、次走は津の一般戦へ向かう。