木下翔太 GI初制覇!「若松はめっちゃ好きな水面。最高」 全国から強豪が集まり連日熱戦を繰り広げた「読売新聞社杯GI全日本覇者決定戦開設73周年記念競走」は20日に優勝戦が行われ、1号艇の木下翔太(34歳=大阪)がトップスタートを決めてイン逃げ快勝。通算16回目のGI優出で、嬉しい初優勝を飾った。================================「喉が渇きすぎていてこれは緊張してるなと思った。でも行くしかないんで。舟足に自信はあったので、スタートを一緒くらいいければ大丈夫と思った。焦らずにはいけたけど道中は緊張で固かったかな。ターンが遅かったですね」。ニューヒーローはそう言って少し苦笑いを浮かべたが、大仕事をやってのけた充実感が漂っていた。「若松はめっちゃ好きな水面。最高です。ウィニングランを待ってくれていたお客さんたちも嬉しかったです」 遠征組ではあるが、当地は昨年1月のGGO2カップに5月のビッグベアーズカップ、そしてまだ記憶に新しい12月のアニメコラボレース「魔法少女まどか☆マギカ」杯で走ったばかりだった。若松をホームプールにしているファンの方なら「木下翔太」は決して見慣れない名ではなかっただろう。どの節もほとんど3連対の好成績で大敗なし。潮や風で難しいとも言われる当地でも、うまく乗りこなしていた。水が合う若松という舞台で、相棒モーターも良機。このチャンスを逃さず、一気に頂点まで駆け上がってみせた。 GI優出は16回目。過去15回は誰かの後ろを走ってきた。だが今夜は目の前に誰もいない先頭でのゴールライン。右の拳を高く夜空に上げた。「これまで結果が出なかったが、やっと勝てた。ホッとしました。強敵揃いだったので自信になる。近畿地区選(住之江)で権藤俊光が(GI初)優勝したことも刺激になった。これからもっと頑張っていきたい」 艇王・植木通彦さん(ボートレースアンバサダー)は「養成所時代からセンス抜群だった」という。将来を嘱望されながら殻を破れずにいた逸材が、ついに開花。これからも上條暢嵩、権藤ら強豪大阪のレーサーたちで刺激し合いながら、2026年のビッグ戦線を盛り上げていく。 ================================