實森美祐 2コース差し 今年3V! 女子レーサーが連日熱戦を繰り広げた「ヴィーナスシリーズ第14戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」は19日に優勝戦が行われ、2号艇の實森美祐(29歳=広島)が2コースから鋭く差して1号艇の西橋奈未を破り、今年3回目となる優勝を飾った。若松では初優勝。================================ みゆに始まり、みゆに終わった。 初日12Rドリーム戦は黒の勝負服で出走。2コース差しを入れて、インに構えた地元V候補・渡邉優美を撃破。ポイント14点をゲット。そこから予選道中は順調に歩みを進めて得点率2位通過。相棒モーターは満足に仕上がっており、ハンドルに集中できた。予選トップの座は同期の西橋に譲ったものの、優勝戦ではその西橋を2コース差しで捕まえる好ハンドルを披露。見事なレースで、最終日12Rも黒カポックの實森が笑った。 「緊張しました。1マークはしっかりとモーターが押してくれました。(西橋)奈未に追いかけられたのは怖かった。優勝できて良かったです。ホッとしました。若松は苦手意識があったけれど嬉しい。」 前夜の準優後には「2号艇は苦手です。頑張ります」と話していた實森。苦手水面で苦手枠番。だが、それらを克服して最高の結果を残してみせた。 弾みをつけて、すぐに23日からは宮島のヤングダービーに出場する。地元の大一番だ。「みなさんに覚えてもらえるように、いいレースをしたいです。」と意気込んだ。