堀之内紀代子2年ぶりV「若松から調子を上げたい」 女子レーサーが連日熱戦を繰り広げた「GIIIオールレディースひめちゃん杯」は24日に優勝戦が行われた。オール2連対で勝ち上がってきた1号艇の堀之内紀代子(45歳=岡山)がコンマ08のトップスタートでイン逃げを決めて23年6月の当地以来、2年ぶりの優勝を飾った。通算では13回目。================================ 川野芽唯との熾烈(しれつ)な予選トップ争いの末、2位通過とはなったものの、ライバル川野は準優11Rで敗れて姿を消した。準優10Rを1着で勝ち上がっていた堀之内に優勝戦の1枠のイスが用意された。機力は充実。流れも来た。 優勝戦の進入は123/456。インの堀之内が気合いのトップタイミング。主導権は誰にも渡さなかった。1周1マーク、先マイを決めて先頭へ。追ってくる金田幸子を振りきり、歓喜のVゴールに飛び込んだ。10戦6勝、2着4本。文句なしの成績だった。 「スタートで遅れるわけにはいかなかった。自分の精一杯のスタートをいきました。今節が始まる前に仲道(大輔)くんがゲージを送ってくれて、それが1走目で当たった。いい仕上がりでした。最近は調子が悪かったけれど、この若松優勝から調子を上げていきたい。優勝表彰式に多くの人が集まってくれたことが嬉しかったです。これからも一生懸命頑張りたい。」 イベントホールで行われた表彰のステージで多くのファンから祝福された。その後、競技棟に戻ってからも競走会関係者や選手らから次々と「おめでとう」と声をかけられ、笑みが絶えなかった堀之内。一夜明け、25日には自身のインスタグラムを更新。大きな花束を持った写真とともに、仲道への感謝の気持ちや喜びを綴っていた。 長かった不調のトンネルは抜けた。気分良く次走は唐津のヴィーナスシリーズに出場する。