若松ボートの「読売新聞社杯GI全日本覇者決定戦開設69周年記念競走」は12日に優勝戦が行われた。1号艇の羽野直也(26歳=福岡)が、コンマ07のトップスタートを決めて1マークを先マイ。堂々のイン逃げを決めてGI3回目の優勝を飾った。地元のGIは初。
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進入は12/3456。
準優でダッシュマクリを決めて勝ち上がってきた3号艇の井口佳典が、3カドに引っ張って攻撃体勢に入った。だが、インの羽野は堂々とし、攻めを許さなかった。コンマ07の鋭いスタート。一人だけゼロ台の見事なタイミング。「スタートの集中を切らさないようにだけ意識していました。いいスタートだったと思います」。本人も納得の会心のスタートから、主導権を掴み、そのままイン逃走で決着。「1マークは普通に回れました」。26歳は恐ろしいほどの冷静さで、このGIを完勝した。
GIは3回目、地元では初となるタイトル。「地元GI制覇は目標でした。すごく嬉しいです」とレース後は笑みがこぼれた。
次走は大村のクラシック。GI優勝で大きな弾みをつけて乗り込む。周りの注目度はますます増しての参戦となるが「浮わついた気持ちをリセットして、また頑張りたいと思います」と冷静。勝ってなお気持ちを引き締め、2022年のSG開幕戦へ向かう。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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