若松ボートの「若松夜王シリーズ第2戦わかわくらんどオープン2周年記念スピード王決定戦」は22日に優勝戦が行われた。1号艇の小坂尚哉(32歳=兵庫)がインからコンマ07の鋭いスタートを切り、1マークを先マイ。全速旋回で他艇を突き放して快勝。今年3回目、当地では2回目の優勝を飾った。
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進入は123/456。
インの小坂はコンマ07。2コースの今井貴士がコンマ08。3コースの石塚久也がコンマ12。
勝負の1マーク。
小坂が先手。高速インモンキーを繰り出す。フルターンの豪快な航跡を描いた。
一方、2コースの今井は、差しの初動が遅れ、ターンマークを外した。そこに3コースから握ってきた石塚の引き波にハマり、後方に消えていった。
石塚は外を握ったものの、小坂に届く距離ではなかった。
バック直線。先頭、小坂。
独走だった。
後続にはすでに3、4艇身差。他艇に影すら踏ませなかった。
あとは一人旅。
白勝負服は、カクテル光線が照らす競走水面を颯爽と駆け抜け、そうして、ゴールラインを通過していった。
「1マークは全速で回りました」
今節は「スピード王決定戦」というシリーズタイトル。持ち前の思い切りの良いフルターンで、小坂が「スピード王」の称号を手にした。
今年はこれで3回目の優勝。若松では2回目。前回は7戦全勝の完全Vを成し遂げている。「若松は相性がいいですね」。ニッコリと笑みを見せ、帰路についた。
好相性水面での快走でリズムアップ。これを弾みにして、次走は徳山GI周年(11月2日開幕)へ参戦する。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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