「ビッグベアーズカップ」は11日に優勝戦が行われた。2コースから鋭く差した2号艇の麻生慎介(37歳=広島)が、3号艇の船岡洋一郎とのトップ争いを制して今年初優勝。自身最多となる4回の優勝を飾った昨年の勢いを落とさずに、今年も好スタートを決めた。
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進入は123/456。
インから痛恨の6番手スタートと後手を踏んだ1号艇の福田雅一。なんとか先マイするも大きく横に流れていく。このミスを見逃さない2、3、4のA1級トリオが次々と差していく。2号艇・麻生が一番差し、3号艇・船岡がマクリ差し、4号艇・杉山裕也も差し。その中で、一番差しからバックストレッチ好位置を確保した麻生が、並走していた船岡を外に牽制しながら1周2マークを先マイ。ここでリードを奪い単独首位へ。勝負を決め、嬉しい今年初優勝を飾った。
「舟足は船岡選手のほうが良かったけど、今日は乗り心地が良くなっていました」とレース後振り返った。
昨年は自身最多の4回の優勝と好成績を残した。ただ「1つ足りなかった」と悔しさも胸にあった。目指すは5V。あと1つを今年こそ。静かな闘志を燃やし、2023年の戦いに挑んでいく。
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(文:吉川)
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