若松ボートの「サッポロビールカップ」は9日に優勝戦が行われた。1号艇の西野雄貴(31歳=徳島)がインからコンマ05の鋭いスタートを決めて1マークを先マイ。マクリも差しも寄せ付けずに独走。約2年半ぶり、通算では4回目の優勝を飾った。
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超抜パワーの14号機で大暴れ。マクリあり、逃げあり、抜きあり。白星量産。予選トップ通過。準優1着で、優勝戦1号艇をゲットと王道を突き進んだ。準優で西野が出したレースタイムが、結局今節一番の上がりタイムとなった。新聞などメディアに残したコメントは「選手になって一番の足」。もう西野は止まらなかった。
優勝戦は石野貴之の前付けを受けるイン戦となった。それでも「前付けが来ることは覚悟していました。石野さんに勝てれば、自信につながる」と、この状況もプラスに考えた。機力も気力も十分だった。スタートはコンマ05の鋭い踏み込み。そして豪快なインモンキー。他艇に影も踏ませずに逃走一気。「乗り心地は気になったけど伸びが良かったです」。颯爽と先頭独走でゴールライン。今節の主役が、ラストも圧巻の走りっぷりで締めた。
優勝は2019年1月の鳴門以来、約2年半ぶり。「サッポロビールカップ」を制して、久々の美酒を味わった。
次走はびわこのG2戦へ向かう。9月には地元鳴門のG1周年出場も決まった。「記念でも活躍できるように、頑張っていきたい」。そう気合いを入れていた。
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(文:吉川)
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