
女子王座の歴史
女子王座決定戦が始まったのは1987年。それから25年が経つが、その歴史を紐解けば見えるものがある。それは、第1回〜第24回までの歴史において、複数回の戴冠を果たした選手が7人もいるということである。横西奏恵、日高逸子、山川美由紀、寺田千恵など…。この7人で半分以上の16回のVを数える。つまり女子戦は上位陣と下位の実力差が顕著。実力があり優勝候補に挙げられる選手達が、しっかりとした成績を残してきた大会なのである。
近年の優勝者
〜過去5年の女子王座覇者〜
第20回(2007年徳山) 寺田千恵(岡山)・初
第21回(2008年津 ) 横西奏恵(徳島)・3回目
第22回(2009年尼崎) 新田芳美(徳島)・初
第23回(2010年下関) 寺田千恵(岡山)・2回目
第24回(2011年三国) 田口節子(岡山)・初
近年の傾向
女子王座は伏兵の台頭が少なく、優勝歴のある実力派が制すことが多い。または、いずれ女王を獲ると言われる有望選手が初優勝をする。
近年5年は後者のケースが多い。2007年は、寺田千恵が悲願の初優勝。SG優出歴を持つ彼女が、王座無冠なのは艇界の7不思議と言われるほどだった。
昨年は4000番台期待の星・田口節子の涙の初Vが印象深い。この大会では田口の他に若き天才・平山智加らも優出しており、次代を担う若手も軽視はできなくなっている。
出場条件
今年1月〜5月の女子リーグ戦の優勝者、また3月の第25回大会(多摩川)の覇者に優先出場権が与えられる。これら以外の選手は、2011年6月1日〜今年5月31日までの勝率上位者から選出する。
ただし、出走回数が100走未満や、事故率が0.40以上になると選出除外。また、選考期間内の女子戦の優勝戦でFを犯すと、F休み消化後の6ヶ月間は女子戦に出場不可。準優勝戦でのFも、休み消化後の3ヶ月間は女子戦から除外など、厳しい条件をクリアしないとならない。
2012年の開催事項
今回の若松大会は、選考期間内の女子リーグ戦が例年より少なくなっている。リーグ戦が減れば、必然とオール女子戦や一般戦の勝率がこれまでより重要になってくる。着順(勝率)の奪い合いが、今まで以上に白熱するのは必至だ。
それと、5月から“持ちペラ制度”が廃止される。この新制度で勝率を上げる選手もいれば、戸惑って勝率を下げる選手もいるだろう。いずれにせよ“異例”の若松女子王座。選考期間内の女子レーサーの走り1つ1つに注目である。
