GIIIオールレディースJALカップ(平成27年5月2日)より、
モーターから温水パイプを取り外してレースに使用いたします。
ボートレースのモーターは、吸い上げた水を使って冷却しているのだ。その水はモーターを通る時に温められるんだけど、その温まった水をキャブレターに送ることでキャブレターの凍結を防ぐのが温水パイプの役割なのだ。
キャブレターっていうのは、燃料と空気を混合する装置なんだけど、燃料が気化する時に周りの熱を奪い低温になるのだ。寒い季節には空気中の水分が凍結することもあって、それがキャブレターに着いたりするとエンストなどを引き起こすことも。温水パイプを装着するのはそういうワケなんだね。でも、エンジンの回転の上がりが遅くなったり、 選手にとって デメリットもあるのだ。
温水パイプを取り付けたり外すことで、それまで素性の良かったモーターが悪く なったり、逆に悪かったものが良くなったりすることがあるので、この時期は注意しながら各モーターの動きや、選手コメントなどをチェックしてくださいなのだ。