若手とベテランが連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「若松夜王シリーズ第4戦第24回北九州市長杯ヤングVSシニア」は17日に優勝戦が行われた。2コースからスタートを切った2号艇の平尾崇典(46歳=岡山)が、インでスタート後手を踏んでいる山崎郡を一気にマクり沈めて快勝。今年初、若松では6回目の優勝を飾った。
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進入は123/456。
2コースの平尾がコンマ21で勢い良くスリットラインを通過。左にいた若手・山崎郡はコンマ29で後手。行き足の良い平尾は一気に白カポックを締めていって、1マークを先制。2コースのジカマクリ。
3コースから同県後輩の渡邉和将がマクリ差しを狙ってきたが、平尾がそれを入れさせなかった。バック直線で1艇身ほどのリードでトップ。そのまま2マークも先取り。リードを広げて勝負アリ。SGやGI戦でも果敢なマクリを見せる男が、今夜もまたマクリで勝利をもぎ取った。
7日間の長い長いシリーズを12戦8勝。1人だけオール2連対を守った。一切、崩れず。出走表に記載された勝率「7.85」は出場選手トップ。テクニックにくわえ、ここ一番の優勝戦で見せる勝負強さ、闘志。やっぱり、平尾だけ格上だった。
「いい足でした。優勝は嬉しいです」。 これで今年初優勝。昨年暮れのグランプリシリーズでは6年ぶりとなる自身2回目のSG制覇を成し遂げている。好相性の当地では6回目の優勝となった。
次走は江戸川GI周年へ。
2月には下関GI地区選。3月には戸田のSGクラシックが待っている。
【はやっ】
レース後、10分後くらいにはタクシーの待機場所にもう平尾がやって来た。服を着替えながら慌ただしく飛び乗った。車はまたたくまに若松ピットから去っていった。タクシー待機場所のそばを通りかかった北野輝季が「今帰ったタクシー、平尾さん!? はやっ!」と目をパチクリさせていた。
【若松優勝戦イン連勝は10でストップ】
インの山崎郡はコンマ29のS遅れで5着大敗。見せ場なく散っていった。
若松で昨年10月から続いていた優勝戦1コース選手の連続優勝記録は10節までだった。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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