若松ボートの「入江製菓杯」は13日に優勝戦が行われた。4コースから発進した4号艇の江夏満(37歳=福岡)は1マークで最内へ差し。バック直線では3番手に置かれるも、2マークで先行する3号艇の安達裕樹の内を突いて見事に先頭逆転。そのままトップを守ってゴール。今年3回目、当地3回目の優勝を飾った。
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右手で力強くガッツポーズしながら、ゴールラインに飛び込んだ。喜びを爆発させた。
「(ゴールの瞬間は)お客さん達が見えて嬉しかったです」。応援してくれたファンに最高の結果を見せた。
レースは劇的な逆転勝利だった。
インの瓜生正義がコンマ17のスタート。それを2コースの服部幸男がマクっていった1周1マーク。この展開に3コースの安達がマクリ差しで服部を捕らえた。4コースの江夏は2番差し。瓜生を避けながら巧い差しを入れた。それでも、バック直線は、内に安達、外に服部で先頭争い。最内の3番手位置に江夏だった。
あきらめない江夏が2マークで魅せた。まず安達が先に旋回に入るも、しかし、服部を外に張っており、懐を大きく空けていた。チャンスだった。この機に、最内を上がってきていた江夏が内を突く形でターン。安達は外に流れていって、ここで逆転。江夏が見事なターンで先頭に躍り出た。形勢は完全にひっくり返って、2周1マークを江夏がトップターン。安達ら後続艇を離して勝負アリ。今年3度目の優勝を掴み取った。
ウィニングランも嬉しそうに走った。
「1マークを上手く差せました。(バック直線は)チャンスはあると思って走ってました」と江夏。3番手の位置から闘志消さず、虎視眈々と首位を狙っていた。
逆転の2マークについては、「安達選手のターンと呼吸が合いました」と振り返った。
次走は徳山へ。
「今年3Vになったけど、まだ狙っていきたいです」
いざ連続Vへ。江夏が目を光らせる。
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(文:吉川)
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