ボートレース若松優勝選手

優勝選手リスト

(平成28年12月3日)

強烈旋回で逆転! 梶野学志 V


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 若松ボートの「資さん杯」は22日に優勝戦が行われた。1周バックストレッチでは3番手だった4号艇の梶野学志(35歳=東京)が、1周2マークで先行する2艇をスピード満点の全速旋回で外からマクリ沈めて先頭奪取。そのままトップを守って快勝。見事な逆転劇で今年3度目の優勝を飾った。

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 あっという間に、先頭を奪い去る。


 暮れのSG戦の真っ只中だが、それに出ていなくて、裏開催を走っている中にもスゴイ男はいるものである。

 梶野学志。

 今日の優勝戦の勝ちっぷりは圧巻だった。

 1周バックストレッチ。1号艇と5号艇に挟まれるような形になった梶野は、艇を引いて、一番外側に出た。これで一歩遅れを取ったが、そんなものこの男にはまるで痛くも何ともない。続く1周2マーク。先にターンに入ろうとしていたのは5号艇と、1号艇(ちなみにF)。この状況に梶野が野生的なカンで獲物を捕まえにいく。先行する5号艇はあまり旋回半径がない。速度を落としている。ならばと、梶野は迷わず思いっきり外をぶん回した。「体が勝手に(レバーを)握ってました」。外から覆いかぶさるようにマクリ強襲。凄まじい速度。一瞬で、他艇をまとめて引き波の中に叩き沈め、一発KO。

 そのスピード、豪快さは、ケタが違っていた。

 パワフル勝利で悠々ゴールイン。ただ、ピットに戻ってきたウィナーは、開口一番に「緊張しましたぁ」と吐き出すように言った。水面の力強さとは反対の、優しげな青年がそこにいた。

「いつも緊張してます」と梶野はいう。昨夜の準優は、大事なイン戦が流れて他艇の差しを許してしまったが、それも緊張してハンドル操作にミスがあったのだという。昨夜はかなり人気も背負っていた。

 だからこそ。今日の優勝戦は負けられなかった。緊張は今夜もあったが、1周2マークは素晴らしい旋回を披露して、Vを掴み取ってみせた。「昨日の反省を生かせたと思います」。そう言ってうなずいた。

 今節は11戦7勝オール3連対。予選はトップ通過。その走りっぷりには本当にキレがあった。4日目6Rの5コースからのマクリ差しなど、惚れ惚れするほど素晴らしかった。スタートもキレキレ。一節間で、なんとトップスタートが8本もあった。

 この活躍に欠かせなかったのが相棒2号機のパワー。「モーターはずっと良くて、微調整だけでここまでこれました」と、嬉しそうに振り返った。

 次走は戸田。そこで走り納めになる。今年は現在3V。「充実した1年だったと思います。来年も一節一節を精一杯頑張りたいです」。

 高速モンキーで颯爽と後続を置き去る姿が、また2016年も多く見れそうだ。

 今期(11月〜)の勝率は7点台と乗れている。上向きリズムで新年を迎えそうな梶野に、次は大きな仕事への期待感は高まる。

 1980年生まれで、申年。

 来年は年男である。

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(文:吉川)

日目 12R優勝戦 レース結果

登番 名前 タイム 決まり手
スリット ST

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