若松ボートの「九州スポーツ杯」は21日に優勝戦が行われた。伸び足が評判だった3号艇の下出卓矢(31歳=福井)が、3コースのカドから伸びを生かして内の艇を一気にマクりきって快勝。今年は初、通算では5回目の優勝を飾った。
===
「勝つならマクるしかない。みんなと同じようなスタートなら、余裕はある。一発勝負します」
伸び足重視に仕上げてきた下出は、レース前にそう話した。
そして優勝戦本番。言葉通りに、マクリ一撃で勝った。
コースは12/3456。
下出は3コースカドに引っ張る。勝負に出た。
スリットは、ほぼ横一線のようだった。ただ、そこから、伸びる下出の艇がグイグイと出てきた。2コースの2号艇、イン1号艇を豪快にマクり、1マークを先制。
バック直線に抜けると単独先頭。下出をマークしていた外の艇のマクリ差しは許さず。
続く2マークを首位ターン決め、完全に勝負アリ。
今年は初、通算では5回目の優勝を飾った。当地では初。
「今日も伸びは良かったですね。上位でした」。レース後、ピットで満足そうにそう話した。
次走は大村一般へ。来月末には平和島GIも控える。
次も、豪快なマクリで水面を湧かせてくれるか注目だ。
===
【下出 半端ない】
W杯で盛り上がる今。サッカー日本代表・大迫勇也選手を絶賛した“あのセリフ“も、テレビなどで取り上げられている。
若松水面では、圧倒的な伸び足を武器に1着ゴールを決めた下出。レース後、数人の若い選手達から「下出、半端ないって!」という声があがっていた。
===
※この文章を他のホームページ等へ、無断転載することを禁じます。
(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
---|
枠 | スリット | ST |
---|