若松ボートの「ルーキーシリーズ第9戦第18回スカパー!・JLC杯」は26日に優勝戦が行われた。1番人気に押された1号艇の岡村慶太(30歳=福岡)が1マークを先マイ。スピードあるインモンキーで他艇を突き放して快勝。1月の若松正月シリーズに続き、今年2回目の優勝を地元で飾った。
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オール2連対。今節のV候補筆頭が人気に応え、きっちりと結果を残した。
今節、足はなかなか思うようには仕上がらなかった。これまで岡村が若松水面を走れば、周回展示で上位の1周タイムを出すのだが、今回はまったく1周タイムが出なかった。本人の口からもマイナスコメントが多かった。満足できる足ではなかった。
それでも、ルーキーシリーズでは格上のハンドルさばき。スタート力。冷静さ。そしてここは地元若松水面。岡村は初日から2着以内を取り続け、一度も崩れず、予選トップ通過。準優も勝ち、優勝戦の白カポックに袖を通した。さすがだった。
優勝戦はインからコンマ11スタートを切ると、2コースからコンマ07スタートの2号艇・大上卓人を壁役にイン先マイ。差し構えの大上、握ってきた3号艇・中村晃朋を一切寄せつけず。押し切り完封。1月の正月戦に続き、今年2回目の優勝を若松で飾った。
「調整合ってなかったので、ホッとしています」。レース後、そう言って安堵の表情を見せた。1マークの旋回は「ちゃんと(舟が)かかって、いい感じにターンできました」と振り返った。
表彰式を終え、ピットで写真撮影に応じてくれた岡村は、若松のオリジナルTシャツ(夜王Tシャツ)に着替えてから、カメラの前に立ちガッツポーズ。
「若松は大好きです」。笑顔を見せた。
若松はプロデビューの地。初1着、初優勝もここ。準地元スター時代、地元スター時代もあった。走る機会は多く、思い出もいっぱいある。そんな大好きな場所に、またひとつ優勝を飾り、これで当地3Vとなった。
次走は福岡のGI周年記念(6月2日初日)。福岡は今月のGW戦で走ったばかり。
「記念では成績残してないので、次頑張っていきたい。まずは予選突破です」。
若松Vで勢いをつけて、記念に挑む。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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