若松ボートの「西部ボートレース記者クラブ杯」は10日に優勝戦が行われた。2コースから発進した2号艇の今村暢孝(53歳=福岡)が1マークで差し。イン先マイする1号艇を鮮やかに差し切って1着。オール2連対の好成績で今年2回目の優勝を飾った。弾みをつけて次走はGIマスターズチャンピオン(福岡)へ出場予定だ。
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前走の平和島(3月25日)では優勝戦1号艇で敗れて帰ったが、今回は今村が1号艇を破って帰った。
V戦の進入は123/456の枠なり。
今村は2コースからコンマ16のスタートを切った。スピードによく乗っており、いいスタートだった。一方、インの1号艇・古場輝義はコンマ22と後手。それでも伸び返してイン先マイを打って出た。それが1号艇のプライドだった。ただ、その旋回が外に流れ気味だった。その隙を、隣にいた黒いカポックは見逃さなかった。仕事人が刀を抜く。グサリ。鮮やかな2コース差しで、白カポックをバッサリと差し切った。一瞬。勝負は、1周1マークですべて決まった。
今村はバック直線で単独トップに立ち、あとは周回を重ねて優勝ゴールイン。2コースさばきに定評のあるベテランが、その腕を見せつけたレースだった。
「スタートは全速。1マーク回った感触は、まぁまぁ良かったね」。レース後、そう振り返った。
当地では6回目の優勝。通算では67回目。
前走平和島は予選1位通過。今節の若松は予選2位通過オール2連対Vと好調な流れ。
弾みをつけて、次走はGIマスターズチャンピオン(福岡)へ向かう。今度は博多で、今村のハンドルさばきに注目だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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