若松ボートの「日本トーター杯BTS北九州MD開設12周年記念競走」は29日に優勝戦が行われ、4コースからスタートを切った5号艇の吉永則雄(40歳=大阪)が1マークで差しを決めて優勝を飾った。今年は初、若松では3回目。
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ソフトバンクホークスの松田宣浩内野手がプロ通算1500本安打をホームランで達成した29日。「熱男!」がヤフオクドームを沸かせていたが、若松水面はノリオ!
ベテラン吉永の鮮やかな一本が決まった。
進入は12/4563。3号艇の泉具巳がピット離れ遅れて大外へ。4号艇の山田哲也は3カドに引っ張る奇襲。波乱の気配が漂った。
スリットは内3艇がゼロ台スタート。コンマ04まで踏み込んできたF持ちの山田だったが、内2艇も簡単にはマクらせはしない。
注目の1マーク。3コースの山田が握っていく。1コースの平本真之も応戦するイン先マイ。山田の攻めは決まらなかった。ただ、インの平本も懐を空けていた。
ここで、吉永だ。握っていく山田の隣、4コースから差し。1マーク最内へ切り込む好旋回。
二番差しの吉永ではあったが、2コースから一番差しを入れた関裕也を、バック直線で艇を並べて捕まえた。「出足は良かったですね」。
続く2マークを先に回り、単独先頭へ。そのままトップを守って1着ゴール。進入から動きのあった一戦は、実力者のベテランが冷静に制した。
これで今年は初優勝。当地では3回目のVとなった。「若松は好きな水面です」。
舟足に関しては、今節初日の時点では「劣勢だった。下がっていた」という感じだったが、整備して、特に出足を良化させていった。
振り返って見ると、今節オール2連対をキープしたのは、吉永1人だけだった。決して崩れなかった。
次走は下関のダイヤモンドカップへ。優勝で勢いをつけてのGI参戦だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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