若松ボートの「山口シネマカップ」は10日、12Rで優勝戦が行われた。遠征勢を抑えポールポジション1号艇を掴んだ地元の平田忠則(40歳=福岡)がインからトップスタートを切り、1周1マークを先マイ。誰も寄せ付けないイン速攻を決め先頭独走。今年2回目の優勝を飾った。
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進入は123/456。
コンマ16のトップスタートを切ったのは1コースの平田だった。
そのまま1マークを先取り。3コースから3号艇の渡辺浩司が握って攻めてきたが、平田のインモンキーには届かず。2コースから1番差しの構えだった2号艇の山口剛は、引き波に乗って前に進まず。
「1マーク回った感じは良かったですね」と平田。
ぶっちぎりだった。
バック直線に抜けると、後続を5艇身ほど離して独走態勢となっていた。安全圏突入。見事なイン速攻だった。ただ、平田は決して気を抜かなかった。
「2番手に田中(信一郎)さんがいたので思い切り走りました」
後ろから追ってくる大物を意識しつつ、全速で飛ばして周回を重ねた。誰の逆転も許さず、ゴールラインをトップで通過した。
地元優勝戦1号艇の期待に応える嬉しいV。今年は2回目。
「若松の優勝は気持ちいいですね」
レース後、勝負服を脱いだ平田は、嬉しそうにしていた。
当地では通算8回目の優勝となった。過去にはGIも取った水面。「また記念レースを取りたいですね」と話した。
次走は大舞台、SGボートレースクラシックへ向かう。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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