若松ボートの「夜王シリーズ第5戦第17回スカパー!・JLC杯若松個性派王決定戦」は27日に優勝戦が行われた。2号艇の赤岩善生(41歳=愛知)が4コースカドから発進。1マークはマクって出てバック直線で先頭争いにもちこむと、最内を差し上がってきた5号艇の今村暢孝を2マークで全速握りマイで抜いて単独首位へ。今年初、若松では5回目の優勝を飾った。
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コースは154/236。
5号艇の地元ベテラン・今村が前付けに動き、4号艇の村上純がそれに応戦。1号艇の大神康司を含め、この3人は深い起こしとなった。
スタート展示では2コースだった赤岩は、本番は4コースカドから発進。コンマ18のスタートを入れると、内3艇をマクッて出た。
バック直線に抜けると、外に赤岩。最内に今村。真ん中、少し遅れて深谷知博。
続く2マーク。先マイに入る今村を、赤岩が外から全速握りマイ強襲。思い切った旋回で、今村を置き去りにした赤岩が先頭奪取。ここで軍配。迫力たっぷりのターン連発で、見事に優勝戦を制した。
「4コースは想定外でした」と赤岩。それでも、瞬時に対応して勝利。結果を出す。さすがだった。
優勝戦こそ1号艇は譲ったものの、初日ドリームを勝ち、予選トップ通過はこの選手だった。今節は個性的な選手を集めた企画シリーズで、クセ者も多かったが、やはりメンバーの中で勝率1位、V候補筆頭の赤岩は強かった。
今年初V。若松水面では5回目。ウィニングランを終えると「声援がすごく聞こえました」と話した。
次走は江戸川へ。その後、GI東海地区選手権。3月には地元蒲郡のGI周年にも参戦予定だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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