ボートレース若松優勝選手

優勝選手リスト

(平成28年11月26日)

深谷知博V 「今年はいいレース見せます」


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 若松ボートの「第33回日本財団会長杯」は22日、12Rで優勝戦が行われた。1番人気に押された1号艇の深谷知博(27歳=静岡)が1マークを先マイ。他艇の攻めを寄せ付けないインモンキー決めて独走。今年最初の優勝を飾った。レース後「今年はいいレースを見せます。期待していてください」と意気揚々と語り、活躍を誓った。

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 強風の影響で2日も順延した今シリーズ。

「長い一節、いいリズムで終えました」と言って、深谷は満足そうな表情をみせた。

 自身の良い流れを崩さず、その安定感は抜群だった。初日〜3日目を2着2着1着1着2着2着で駆け抜け、 4日目後半から準優まで1着1着1着で優出。絶好調に白星を並べた。

 これまで若松水面では苦戦することが多かった深谷(勝率5点台)。こんなに心地良く当地で乗れている姿を見るのは初めてであった。

 スタートはキレキレ(今節平均 0.11!)。モーターは良好、文句のない状態。まさに、万全だった。

 優勝戦は1号艇でゆったりとインに構えた。3号艇が本番で3コースカドに引っ張ったが、それは深谷にとって何ら問題ではなかった。その策自体、この男の眼中にには入っていなかった。「3カドは知らなかった」。それよりも、スリット隊形で3コースより2コースの吉村正明のほうが前に出てきており、深谷にとって1番の相手はこの吉村であった。「2番(吉村)に行かれてしまった。2番は強いと思いました」。そうスリット後の心境を振り返る。それでも、吉村が差し構えに引いた一瞬に、深谷がイン先マイ。確かなハンドルできっちりと1マークを旋回。吉村の1番差しは懐に入れさせず、バック直線に先頭で抜け出ていった。仕上がった好モーターが深谷を前に前に押す。もう逆転など許すはずもなかった。あとは心地よく飛ばして、2番手に約3秒の差をつけてゴールラインを駆け抜けていった。

 今年は1つ目、通算では10回目の優勝。

 今節の若松で1着を並べてみせた柔軟なハンドルテクニックは、さすが次代の静岡のエース。ほんとに、深谷はボートを柔らかく操縦する。それでいて、一瞬で相手に突き刺してくる。蝶のように柔らかく、それでいて蜂のように鋭い。

 そんな深谷、今、ひとつ壁に当たっている。一昨年の秋、地元浜名湖でGI初優出、初優勝の快挙をやってのけた。若くしてGIウィナーの仲間入り。その成功を機に、昨年の上半期はSGの大舞台にもどんどん出場することができた。総理杯(クラシック)、笹川賞(オールスター)、グラチャン、オーシャン。一見、順風満帆に見えるが、ただ、そこで壁に跳ね返された感じは否めなかった。大きい着順が多く並んだ。GIでも予選落ちは目立ち、満足のいくような結果は到底出ていない。「(昨年は)ふがいない1年でした」。そう振り返る。昨年は下降線。

 だが、このまま下を向いている選手でもない。

 新年早々、若松で優勝を取って、今はますます挽回に燃えている。「今年はいいレースを見せます。期待していてください!」。意気揚々とそう誓い、ピットから颯爽と帰路についた。

 次走はびわこ一般。その後は蒲郡、住之江、戸田のGI戦に挑む。

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(文: 吉川)

日目 12R優勝戦 レース結果

登番 名前 タイム 決まり手
スリット ST

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