若松ボートの「マクール杯争奪夜王シリーズ第5戦男女W優勝戦」は20日、12Rで女子の優勝戦が行われた。インから発進した1号艇の長嶋万記(35歳=静岡)が先マイ。差しもマクリも寄せ付けない逃げを決めて独走。当地初Vを飾った。今年は3節連続優勝と絶好調だ。
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進入は123/456。
1コースからコンマ10のトップタイスタートを踏み込んだ長嶋。艇を伸ばしてイン先マイ。2コースの水口由紀が差しを狙い、3コースから落合直子が握ってきたが、どれも全く寄せ付けないインモンキーで一蹴。バック直線に抜け、2マークも先取り。2周目以降も心地よく飛ばして首位快走。フィニッシュラインを駆け抜けた。
ウィニングランを男子の部を優勝した新田智彰と共に行った。若松では初優出で初Vだった。「優勝できて良かった。嬉しいです」。ピットに戻ってくると、弾ける笑顔とピースサインで喜んだ。
長嶋に始まり長嶋に終わった。そんな一節だった。
初日を2連対でまとめ、2日目に行われた女子のドリーム戦を1着奪取で大量ポイントゲット。その後もオール舟券絡みで予選トップ通過。準優はイン逃げを失敗して他艇に捕まったものの、2周目1マーク、驚異の握りマイで相手を抜き去って1着ゴール。相手とのケタ違いのスピードをまざまざと見せつけた。
とにかく今の長嶋は強い。これで怒濤の3節連続Vも達成。丸亀、尼崎、そして若松だ。丸亀の初日(1月20日)に4着があるのだが、その後はずっとオール3連対。快進撃が凄すぎる。過去、若松水面では足をとられるようなことがあり、水面相性に疑問符があったが、今節そんなものも吹き飛ばしていった。
昨年は5Vの活躍、そして年が明けても快調、今年は2月の時点ですでにこの成績。おそらく、選手人生の中で1番であろう好調ムードのまま、次戦のGII第1回レディースオールスター(2月28日初日・宮島)へ参戦する。「オールスターも頑張ります!」。ファン投票第3位で選出され、女子の祭典へ気合いも十分。流れは最高。女子オールスターの初代チャンプへ突き進む。
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(文:吉川)
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